* びわ温灸日本人にとっても身近な植物であるビワですが、古くはお釈迦様のいたインドでも、経典「大般涅槃経」において、ビワの木は「大薬王樹」、ビワの葉は「無憂扇」と呼ばれ、優れた薬効があると伝えられています。 その昔、庭にビワの木があると、そのビワを求めて、様々な病に苦しむ人々が庭に押し寄せ、家人は少々困り顔に。といったエピソードもあるほどです。 ビワはバラ科の植物で、その生命力たるや、寒い冬でもその葉の緑は色あせず、さらには花も咲かせてしまうという、実にエネルギッシュな植物です。 ●お灸なの? お灸のひとつですが、ビワのエキスを医療器具である専用の遠赤外線ヒーターで温め、蒸気にして身体の芯まで浸透させるものなので、煙も匂い(ほのかなビワの香りはあります)もなく、もちろん痕も残りません。 身体に直接押し当てるので、温熱効果と押圧効果、そしてビワの薬理効果が得られ、病院でも使用されている安全な器具です。 一石三鳥です。 ●アミグダリンの薬理効果 ビワの葉に豊富に含まれるアミグダリン。 血をきれいにしたり、痛みを緩和させたり、菌に対して抵抗力をつけるのに一役買います。 他に、アミグダリンが含まれているものとしては、杏子の種、ビワの種、ビワの葉、プルーン、竹の子、玄米、大豆、小豆、蕎麦、ごまなどがあります。 ビワの葉にはアミグダリンが20ppm含まれています。 ●東洋のハーバルセラピー・びわ温灸 ビワは、まさに東洋を代表するハーブです。 昔から薬草療法として使用されてきただけあって、歴史をさかのぼれば、唐招提寺を建立した鑑真和尚の時代に中国から伝わり、受け継がれてきたとのことです。 時の天皇、聖武天皇のお妃、光明皇后が730年に「施薬院」を創設し、そこでもびわの葉療法が行われていたそうです。 また、お寺でお坊さんが境内にビワの木を植え、檀家さんや村人たちにビワ療法を施して、病める人々を救っていたそうです。 ノエルでは、その古くから伝わるびわの葉療法を、効果はそのままに、現代風にアレンジされ使い勝手が良くなった医療器具、遠赤外線温圧器を使用します。 遠赤外線の熱でびわの葉エキスを蒸気化し、皮膚に直接あててから浸透させます。 つぼをじんわり温めながら、移動させます。 血液が浄化され、弱アルカリ体質にむかうため諸器官の働きや自然治癒力が活性化すると言われています。 また、遠赤外線は他の熱源に比べて、到達の度合いが深く、エキスの薬理成分を多く吸収させることができます。 更に詳しくは、ビワの葉温熱療法普及会のサイトをご覧ください。 【気持ちいいだけじゃない、オンナのいろいろに効く、こんなコト、あんなコト】
はりやもぐさによるお灸のできない場所、特に穴関係(耳、鼻、肛門)、おへそや目にも、あてることができます。 なかなか味わった事のない感覚かもしれませんが、この独特の気持ちよさと、優れた効果をあなたも体験してみませんか? 施術部位は、体質・症状にあわせ、その都度変えます。 患部ばかりをせめることはせず、全体のバランスをみながらおこないます。 法的に、鍼灸師・マッサージ師でなくとも施術のできるびわ療法ですが、そのスジの専門家である、はり灸マッサージ師のびわ温灸を是非受けてみてください。 はり灸治療室ノエルTOPページ
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