*体質別お肌NOTE

気になる肌のお悩みを、東洋医学的な見地から、体質別に説明し、生活の中で取り入れやすいものを紹介しています。

日々のスキンケアでは、基礎化粧品・メイク用品などに力を入れる方も多いですが、やはり基本は心身の健康から。 それ無くしては、美容にもつながりません。 

結婚式をひかえるアナタにも参考になるおはなしをのせていけるとよいです♪

カラダの内側から血行よくしてみませんか?

このページでは、内側からのスキンケア(インナービューティー♪)に役立つ情報を載せていきます。

*「Let's try!体質診断」のページでまずご自分のタイプをチェックし、それぞれのタイプとあわせてご覧下さい。

*肌荒れ・乾燥・乾燥じわ

◎血や水分が不足ぎみのため、陰虚・血虚・気虚タイプの人に多い。

肌がカサカサしたり、もっとすすむと皮がむけたりする。 Tゾーンは脂っぽいのに、他のところはカサカサするいわゆるコンビネーション肌もこの部類に入る。

これらは、漢方では「肺」の機能がしっかりとはたらいていない状態と考えます。 「肺」は、体内の水分を司っているため、この機能が衰えると、カラダのすみずみまで水分を行き渡らせる事ができなくなって、皮膚や粘膜がパサパサしてきます。

「肺」がバランスを崩す原因としては、タバコ、不規則な生活、睡眠不足、過労など。 これにプラスして気力もなくなってくると、お肌は更にカサカサしてきます。 「気持ちも肌も乾いたヒト」になる前に、カラダの中からケアしていきましょう。


体質別にみると・・・
@陰虚タイプなら・・・よくミネラルウォーターを持ち歩き、ガボガボ飲まれる方がおられますが、このタイプの人には合いません。  

水分をカラダに巡らせる力そのものが弱っているので、乾燥を防ぐために水をたくさん飲んでも、元々冷えがあるタイプなのに、ますます冷えこんでしまいます。 温かい飲み物をゆったりとした気持ちで、ゆっくりと飲むようにするとよいです。 しょうが紅茶もいいですね。


A血虚タイプなら・・・血行がよくないタイプで、肌荒れがある場合、たばこは余計に血行が妨げられるので喫煙をしている場合は控えてみるのも手です。  夏でもなるべく湯船につかるようにし、身体があたたまる食べ物やコラーゲン食(豚足が結構よかった経験あり。)も良いでしょう。


B気虚タイプなら・・・「気」が不足している、あるいは気の流れが悪くなっている状態。 普段はなんてことのない刺激にも過敏に肌が反応して、カサカサしたり、荒れたりしやすくなっています。  

慢性的に疲れていて、この疲れがぬけないと、自分でお肌をどうこうしようという気さえおきないこともあるので、とにもかくにも休息をとったほうが吉です。

★注意したほうがよいこと
  • 紫外線にあたりすぎない。 UVケアはまめに。
  • 乾燥しているからといって、夜などにクリームを厚く塗り過ぎない。 べったりさせすぎると、皮膚のターンオーバーを遅らせます。 

*吹き出物・ニキビ(大人ニキビ) 

◎血がよごれぎみで、体内に余分な熱がこもって、うまく発散できていないため、お血・気滞・陰虚タイプの人に多い。 

口の周り、鼻、あご、首、ほっぺた、額など、人によってよく出る場所も違います。 東洋医学では、よく吹き出物がでる場所によって、どこの内臓がバランスをくずしているのかを診ます↓↓。 全てが当てはまるわけではありませんが、ちょっと照らしあわせてみてください。

よくでる場所 特徴
油っこいもの、味の濃いものの食べすぎによる脂分過剰
口の周り 胃腸の消化機能
ほお 腸に影響。便秘のときにでやすい。
あご・首 女性ホルモンのバランスがくずれている傾向

これら吹き出物は、漢方では、「肝」の機能の低下しているためであると考えます。
「肝」は、いろいろな風に体の中へ入ってくるよごれをキレイにするはたらきがあります。
そのため、このはたらきが鈍ると、血がよごれて体内にいわゆる毒素がたまりやすい状態になるのです。

そうなると血行がわるくなり、代謝も滞ってしまうため、体の中に必要ない熱がこもってしまうことになります。 ですから、体は不必要なものを外へ排出しようとして、吹き出物、ニキビとなって肌にあらわれているのです。


体質別にみると・・・
@お血タイプなら・・・吹き出物のみならず、おなかが張ったり、首や肩がすぐ張ったりしませんか? 

味の濃いもの、火の通っていない生もの、脂ギトギトの食べ物などをよく食べますか?
 
これらの食べ物は、消化するために体が頑張らねばいけないので、「ブルルンブルル〜ン」とエンジンをふかさねばならないのです。 もともと熱がたまりやすいのに、さらに”ふかし”て、たまってしまいます。 あてはまる方はちょっとひかえめに。


A気滞タイプなら・・・気が滞っているために、イライラしがちです。 精神的なバランスのくずれが「肝」に影響し、血がよごれやすくなっていることがあります。 

なんとなく悶々として、知らない間に吹き出物をいじりすぎて、悪化させてしまったりします。  心を落ち着かせるためにお風呂にゆっくりつかったり、鎮静効果のある精油などをうまくとりいれるとよいです。


B陰虚タイプなら・・・余分な熱を発散させることができず、体内にこもっています。 下半身は冷え、上半身は熱くなっています。  頭寒足熱の逆を地でいっている状態です。 気力・体力・活力も弱っているので、ホルモンのバランスも不調です。 

化粧品などだけでは対処できない吹き出物です。 半身浴や足浴(なるべく深めの容器で、ひざ下全体をあたためられるとなお可)をして、早めに床につき、まずは体力回復をめざしましょう。

★注意したほうがよいこと

   吹き出物のある方で一度は使ったことがあるのが、いわゆるオイリー肌用。 
大人ニキビや吹き出物には、実はあまり向いていません。  

鍼灸師という職業柄、アルコール消毒液をよく使います。 そうすると、肌の水分が蒸発して皮膚が乾燥し、その部分がヤワになり、ちょっとした刺激にも過敏に反応してしまったりします。

オイリー肌用のコスメには、おおうにしてアルコールが入っていませんか? または、硫黄だったり、パウダーだったり。  それらは肌の乾燥につながるため、皮膚の抵抗力がよわってしまうとおもいます。 

要は、「脂(アブラ)撃沈!」をめざすより、むしろ水分で「保湿」をしたほうがいい、ということです。  炎症がひどい時は、肌につけたときに刺激のないものを選びましょう。

*しみ・そばかす 

◎新陳代謝のが落ちてきているので、お血・気滞タイプの人に多い。

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