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福島県 
不動湯温泉・川上温泉

大分県
塚野霊泉・赤川温泉
(作成中)



福島県 不動湯温泉


こちらは、福島県は奥土湯温泉郷に位置する不動湯温泉。

以前から、「東京に空がない」(「智恵子抄」)ときいていたので、是非その「ほんとの空」を確かめたかった。 

そこで、高村(旧姓:長沼)智恵子の故郷、阿多多羅山の空を見にいくことに。 不動湯温泉の宿には、高村光太郎夫妻が泊まった際の宿帳記録も残っているとのこと。 

新宿〜福島まで、高速バスで約5時間。
福島駅から、再び土湯温泉行きバスに乗って終点まで約45分。 

そこから、さらに山道を歩いて登って、約1km強。  山間にひっそりと佇む一軒宿、不動湯温泉に到着。



大正時代からの歴史を感じさせるこげ茶色の木のお宿。 一歩足を踏み入れれば、ぎしぎし。 いいぞいいぞ、ひなびてるぞ。
百段くらいあるこんな階段を下りながら、この宿唯一の露天風呂へ向かう。 その名も「長命段」。  のぼせてると落ちちゃう。
階段の途中にある内湯。 ぬるめ用と熱め用がある。 ここは無色透明で湯の花が舞っている「羽衣の湯」。 窓が大きくて開放的。 単純泉。


←単純炭酸鉄泉、「常盤の湯」
単純炭酸鉄泉のため、床が赤茶けている。 とても小さな婦人専用の隠れ風呂といった風情。
羽衣の湯の隣から階段で更に降りる降りる・・・
やっとたどり着く沢辺の露天風呂。 こちらは炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉。 白濁していて少々の硫黄臭がある。 ぬるめだったため、かなり長い時間くつろいでしまった。  この後、またあの階段を上って帰るということは考えないでおこう。
旅館の前にあったラムネ。山の湧き水で冷えひえ。 朝風呂のあとの一杯が最高。



不動湯温泉
福島県福島市土湯温泉町字大笹25  п@0245-95-2002 通年営業
 泉質::炭酸鉄泉、単純泉、硫黄泉など3つの泉質が楽しめる
 




川上温泉 ::サブタイトル:: 〜プチ断食のススメ〜


続いて同じく奥土湯温泉、不動湯より少し街側に位置する(でも日本秘湯を守る会会員)川上温泉。
こちらの宿には、素泊まりがあったため(今はないかも?!)、普通は街であらかじめその日の食べ物を物色して、秘湯にのりこむんだろうけれども、あえてそれをせず、自らを追い込んで、プチ断食決行を決意。

車で行ったのではないので、一回宿に入ったらもう外へ買い出しへ行くことは、不可能。 温泉に何度も入りつつ、ご飯は我慢。 他の宿泊客の夕食どき、漂う厨房のかほりに、妙に敏感になる。 友人はプチ断食上級者のため、余裕の表情。 私はひとりで「ワタシハマケナイ」言い聞かす。 そんなこんなで峠はこえた。

この峠をこえちゃうと、あとは話とフロに夢中で、空腹感もうすれた。 というか忘れさせた。 次の日の朝は、夜床についたのが遅かったわりに、目覚めもよく、なんとなくすっきりしていた。  その時、ほぼ初めてのプチ断食だったが、こんな感じならまたやってみてもいいなと思った。 喜んで賛同してくれた友人にも感謝。  またいつかやりまっしょい! 「プチ断食 at 秘湯」

誘惑がすくなくていいですよ。
お宿は急にご飯の用意してくれませんし、コンビニもありませんから。フロントの壁に松嶋菜々子さんの写真はアリ。

川上温泉の紹介が、全然ないのでここで少し紹介。 右のような半洞窟風呂があり、六つの豊富な源泉が楽しめる。 万人風呂というプールのようなお風呂もあったが、平日清掃の日にあたって入れず。 その分、露天をほぼ貸しきり状態で満喫。




川上温泉
福島県福島市土湯温泉町字川上7  п@0245-95-2136 通年営業
 泉質::単純泉
 

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